白内障

白内障

白内障とは

白内障は、目の水晶体という組織が濁ってくる病気です。本来は透明ですが、濁ることで目に入る光が散乱したり、減少したりします。水晶体が濁るのは、溶けにくくなった、たんばく質がたまるためです。加齢が最大の原因で、糖尿病やアトピー性皮膚炎のある人も、白内障になりやすいことがわかっています。

白内障になると、物がかすんで見えるという症状が現れます。それ以外に、ぼやける、まぶしい、左右で明るさが異なる、薄暗いところで見えにくい、片方の目だと物が二重三重に見える、といった症状が現れることもあります。

白内障が疑われる場合、視力検査、屈折検査、眼圧検査などの基本的な検査のほかに、細隙灯顕微鏡検査を行い、水晶体を観察します。

白内障の治療には、点眼薬による治療と手術があります。点眼薬は進行を抑えるのが目的で、水晶体の濁りを取ることはできません。治療としては手術が行われるのが一般的です。手術では、水晶体の前嚢の一部と後嚢を残して皮質と核を取り除き、そこに眼内レンズを入れます。白内障の手術後、よく見えるようになるまでの期間は、人によって異なります。翌日からかなり見えるようになる人もいますし、1か月ほど経過してからよく見えるようになることもあります。

眼内レンズの選び方

白内障の手術で使われる眼内レンズは、単焦点レンズと多焦点レンズがあります。

単焦点レンズは、基本的に1か所だけに焦点が合うレンズです。「遠く」「中間」「近く」の3つに分けられ、眼鏡をかけずにどこをはっきり見えるようにしたいかを考えて選びます。

多焦点レンズは、「遠くと近く」「遠くと中間」というように、2か所にピントが合う便利な眼内レンズですが、単焦点レンズくらべて、ピントが甘い、暗い所で見えにくい、健康保険が適用されず費用が高い、といった短所もあります。

初期の白内障

進行した白内障